第６回松延フレッシュＣＵＰ

　決勝トーナメント１回戦の対戦相手は、赤のユニフォームに身を包んだ平塚の港ＦＣ。
　８割方ボールを支配しつつも立ち上がりからのプレーに固さが残っていたＢＪだが、前半１２分に米山のミドルシュートが決まってからは徐々にＢＪのペースが戻ってきた。片桐の角度のない中でのシュートで追加点を入れて前半は２対０。
　後半３分には、中島の左サイドからのクロスボールに飛び込んだ鈴木が見事なシュート、４分過ぎには正面から中島、さらに９分過ぎにはペナルティーエリア外から距離のあるヘディングで中島が押し込み、５点差での勝ち上がりとなった。

　続く準決勝は、海老名の中新田との対戦。前半８割方のボール支配ながら、シュートがことごとく相手ＧＫ正面に飛んだり枠に嫌われて得点ならず。あせりもあってかＤＦのクリアボールや中盤でのパスが相手選手に当たってピンチの場面も何度か生じる。
　そして迎える後半、前の試合でＰＫ勝ちをして勢いにのってきた中新田は運を味方につけている。一方、ＢＪのボール支配率は高くとも、前半で得点できなかったことが響き、余裕をもった攻撃や工夫した攻撃に乏しく、ゴール前での厚いＤＦ陣をなかなか突き崩すことができない。そして終了のホイッスル、０対０のままＰＫ戦に突入となった。

　ＰＫ戦では佐藤がＧＫをつとめ、ＢＪの先攻一人目はその佐藤。中島、米山と３人目までは互いに譲らず、相手の３人目にはＧＫ佐藤が反応し、手が触れたものの勢いに押されてボールはネットの中。
　徐々にプレッシャーのかかる中で望月のボールは非情にも枠の外、５人目片桐が決めたところで最後の一本のブロックに期待をかけるが、中新田５人目のシュートはネットを揺らし、ここで終了、決勝進出を逃すこととなった。