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2011年山中湖夏合宿

「夏合宿を終えて」


                                  代表 橋本 和典
 今年の夏合宿は、いつもと違う夏合宿だった。

 私自身、昨年度までは、学年監督・アシスタントコーチとして合宿に参加していたが、今年度から代表となったため、諸々の準備や調整など早い時期から準備を進めた。

 7月上旬まで合宿の送迎用バスが厚木小の給食室工事で駐車できないかも・・と懸念が残ったが、川田総括が関係者と調整をしてくれたおかげで利用することができ、あとは合宿当日を迎えるに至った。
 今年は3日間で総勢90名に近い選手・指導者・保護者(日帰りも含め)が参加する大所帯。ここ近年、バス2台を利用しての合宿はあまり記憶にない。


 当日は、快晴で夏らしい天候。少し早めに厚木小へ向かい荷物出しや選手出欠状況を見守り朝の点呼。
 
初めて参加する選手や保護者には少し緊張した感もあったが、出発前としては皆、良い顔をしていた。 大型バスと中型バスそれぞれ1台ずつ厚木小に入り、荷物も詰め、山中湖へ向かって出発。

 現地へ到着すると、宿の方へ選手達が挨拶。BJらしく元気に挨拶をしてくれた。

 宿の方からもご挨拶を受け、大広間へ移動し一休み。

 この間に指導者は、グランドに行き午後からの練習に備え大小テントの組み立てやスプリンクラーの設置をし、選手達を迎え入れる準備をしてくれた。後で話を聞いたところ、白い大きなテントは児玉コーチ指揮のもと20分足らずで組み立てと設置が終わった様子。

 宿の方では、小休憩の後に班ごとに分かれ、事前に配布した「チャレンジシート」の発表タイムへ。

実は、午前中のこの時間はチャレンジシートを記入する時間に充てようと考えていたのだが、ほとんどの選手が既にチャレンジシートを記入してきてくれた。指導者の指導のおかげか、各家庭の保護者のおかげか、いずれにせよ、ほぼ全員がなんらかの形で、選手全員の前で発表することができた。

 各選手のチャレンジシート発表も終わり練習着に着替えバスと乗用車に分かれて練習グランドへ移動。暑い日差しが照りつけるグランドの一画に日よけ用のテントが設置され、グランドに設置されている移動式のスプリンクラーが勢いよく散水している。

 昼食前に6年生を中心に組み立て式5mゴールを組み立てる。思いのほか時間がかかっていたようだが、なんとか子供達だけで組み立てることができた。

 ゴールの組み立ても終わり、ようやく昼食タイム。皆、朝も早かったことからお腹が空いていたようでお代わりをする選手が続出。もちろん、恒例の「お残しチェック」は、児玉Cを中心に行われた。

 小休憩後は、児玉Cからの合宿練習主旨が選手全員に通達され、準備運動後に各テーマ別の練習を行った。テーマ別練習は、@GK練習(高瀬C)Aドリブル(児玉C)Bシュート(山アC)Cディフェンス(岡崎C)とそれぞれ合宿中に少しでも習得したいテーマを選手が選び、練習へ。普段の練習とは違うコーチの指導の下、選手達は汗をかきながら取り組んでくれた。

 そんな中、大津後援会顧問がグランドに姿を見せてくださった。小室監督も不在で、いろいろな意味で不安だったのだろうか、遠目で選手を見ながら合宿の様子を観ていただくことができた。

 テーマ別練習が終わると、学年ごとのミニゲーム。ミニゲームでは、いつも担当しているコーチ陣とは違うコーチが選手を指導。テーマ別練習と同様に、いつもと違うコーチが指導する中で、少しでも選手自身もピリっとしたムードに。

 夕方16時過ぎには毎年恒例の「班別対抗戦の駅伝」を実施。班別対抗戦の出来次第で、風呂の順番が決まり一番風呂に入れるのか最後の湯に浸かるのか・・そんな話をすると選手達が一瞬だけ表情が固まった。やはり、皆、一番最初の風呂に入りたいらしい。昨年、私自身も駅伝の距離を実際に走った(歩いた)が、今年は、1日目の駅伝補助できる保護者、指導者が少ないことから距離を縮めた。

とは言え、最後は、坂道もあるのでそれなりに体力を使う。

 班ごとに分かれ駅伝開始。日中の練習の疲れもあまり見せずに、各チームが走り始める。

今年はコーチチームも参戦し、数名の指導者にも走ってもらった。

全チームの最終ランナーがゴールし風呂の順番が決まったところで、本日のグランド練習は終了。

 宿に戻り、風呂も済ませて、お待ちかねの夕食タイム。6年生選手の挨拶後に一斉に箸をすすめる。昼食時と同様に食事を終えた指導陣が選手達の「お残しチェック」。

 今年は、小室監督が不在の為、複数の指導者が「お残しチェック」をしたのでいつに増してチェックが厳しくなるが意外と選手達の箸も進んだような感じで少々、拍子抜けした指導者も。

昨年、ある野菜に苦慮したコーチも昼、夜と「紫の野菜」がないことで安心して箸を進めていた。

 夜のミーティングでは、DVD鑑賞の前に、児玉Cから1日目を振り返っての反省会をグループ毎に実施。各グループ毎に本日の反省と明日の目標を決めて、オフザピッチでの生活面をしっかりと引き締めてくれた。

 ミーティング後は、「正確なトラップ」「派手なトラップ」「ジダンのトラップ」をそれぞれプロジェクターに映して観賞会。

 映像を見ながらコーチからのプレー解説を聞き入る選手達は、「いつかはこんなプレーをしてみたい」と思ったに違いない。

 最後は、大津後援会顧問からもご挨拶を頂き、我々、指導陣も気を引き締めることになった。

 ミーティングも終わり、選手達も床に就く頃に若干名の選手が、喘息の発作がでてしまった。

 喘息発作を懸念していた保護者、指導者の対応のおかげで大事には至らず、発作がでてしまった選手達もしっかりと体力回復に努めることができた。

 夜の指導者ミーティングは、大津後援会顧問も交えて実施。1日目の練習メニューの話や冗談交じりの話もあり束の間の休息。翌日への体力早期回復ということもあり日付が変更になる前に、ミーティングは終了。ここ数年で日付が変わる前にミーティングが終わったことがないとのことだったが、朝の散歩に全指導者が参加するためにも良いことかと感じた。

 2日目の早朝、念のため朝の散歩コースを下見しておこうと5時前に目が覚めた。(自分自身のいびきで目が覚めた訳ではないと思うが。)

 散歩の下見に出ると、湖畔には既に観光客や少年少女の姿が目に付く。合宿と同時期に行われている少年サッカー大会に参加していると思われるチームも目に付いた。

 下見から帰ると、ほとんどの選手が目を覚ましていた。散歩に出発する時間より少し早目の時間であったが、皆で湖畔を目指し散歩へ。昨年は、どこかの団体のラジオ体操に便乗して体操を行った記憶があったが、今年は、あいにくラジオ体操の音楽が聞こえなかったので6年生キャプテン、副キャプテンを中心に準備体操。ようやく体も動いたところで、各班毎に富士山をバックに記念撮影。

 宿に戻り朝食も済ませ、グランドへ移動。グランドは、1日目と同様に強い日差しが照りつけられていた。本部テントやスプリンクラーを設置した後は、学年毎の練習へ。

 いつもの厚木小と比べ広いグランドでは、各学年のヘッドコーチを中心にそれぞれがテーマを持って練習。昨年までは、2日目は、練習試合を組むことがあったが、今年の夏合宿はとにかく「練習」に徹し、練習試合は組まなかった。炎天下ということもあり、休憩を入れながら、皆が汗を流した。

 たっぷりと体を動かした後は、お待ちかねのお昼。2日目のお昼は、牛丼ということで、1日目同様にお代わりをする選手も。

 昼食を終え休憩を終えた後は、再び練習へ。午後の練習は、午前と違い、いつもと違うヘッドコーチが受け持ち外の学年指導を行うことになった。いつもと違う別の指導者が指導を行うことで選手達も視野が広がり、また指導者も新たな発見があると期待をしてこのような練習メニューが組まれた。

 夕方には、そのままミニゲームへ。2日間という短い時間で、できるだけ習得したプレーを挑戦しようとする選手の姿も見受けられた。

 最後には、大津後援会顧問にも入って頂き全員での記念撮影。

 宿に戻り風呂、食事を済ませた後は、ミーティングへ。

児玉Cと内田Cの司会のもと、1日目の反省もふまえて全員でのミーティング。

1日目の反省を2日目に生かすことができた選手もいれば、1日目のミーティング後には、反省した内容も忘れてしまって2日目も同じようなことを繰り返して指導を受けてしまった選手も。

 色々な反省や今後の目標が選手自身から発表されたところで、恒例のなった選手達の発表会へ。

 トップバッターは、2名の女子選手と5年生選手による発表。最初は、少し恥ずかしそうだった選手達も周りの手拍子に乗って元気よく「マル・マル・モリ・モリ」を披露してくれた。

 続いては、6年生による「喜劇」を行い会場を沸かせてくれた。よくここまで考え発表するものだと感心しながら観賞させてもらった。発表会が終わったところで、お待ちかねのビンゴ大会。リーチがかかりながらも、なかなかビンゴにならない選手もいたが、全員が景品をゲットすることができた。

 最後は、私自身が2日目夜で帰宅してしまうことから挨拶をさせてもらった。

チームとしては最終日の厚木小に帰るまで、怪我人を出すことなく親御さんの元にしっかり帰宅させる、選手達には合宿に参加するからにはサッカーの技術だけでなく、オフザピッチの面でもしっかりと勉強して帰ってほしいと伝え、宿を後にした。

 3日間の合宿を行うにあたり、本部役員のみなさんは、5月下旬から準備を始めて頂いた。

いろいろとチーム内のイベントがある中で、非常に負担もあったことだろう。また合宿3日間、子供達から目を離すことがなかった指導者、応援に来ていただいた保護者のおかげもあり、大きな事故もなかった。

 いろいろと準備、指導をしてくれた指導者、保護者の姿も見て、合宿に参加した選手達も何かを感じてくれたことと願いたい。

 晴天にも恵まれ、広いグランド、大人数にも対応していただいた宿への感謝も忘れずに、今年の夏合宿は終了となった。

2011.7.16(土)〜18(月)

山中湖 『グリーンロッヂ山中湖』

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