第１９回北の台招待

　雨のため１６日の予選リーグが中止となり、翌１７日にトーナメント戦で行われることとなった。
　ＢＪの第１回戦での対戦相手は町田ＪＦＣ。１対１でのフィジカルの強さを発揮する町田ＪＦＣのプレーに手こずりながらも、７割方ボールを支配して相手エリアに向かうＢＪだが、ＦＫなどのチャンスを生かせない。逆にカウンターでのピンチを何度か迎えるが、相手のシュートミスで救われる。
　後半に入り互角に近いボール支配となるものの、決定的と思われるピンチをＧＫ岸間の好セーブやＤＦ佐藤のカバーなどでしのぐ。その後、終了間際となってＢＪは佐多のワンチャンスシュート、中島からのコーナーキックに佐藤がヘディングで合わせてのシュートなどを放つが得点に至らず、ＰＫ戦に突入。

　最近はＰＫ戦で涙をのむ試合が続いており、またもや悪夢の再来かと思わせるような出来事が起こった。

　ＢＪ一人目の中島のシュートはゴール右すみをわずかにずれてポストに阻まれた。一瞬いやなムードが立ち込めるが、幸いなことに町田ＪＦＣの最初のキッカーのボールはクロスバーを越えて、まずは両チームドロー。

　続く２人目、ＢＪ米田がゴールの左をねらってするどくネットに突き刺さるシュートを決め、ＧＫ岸間は２人目のシュートを正面で押さえ、１対０の優位に立つ。

　ＢＪ３人目の片桐は左上にきっちりとゴール。その裏の町田ＪＦＣのキックにはＧＫ岸間反応しきれなかったものの、ＢＪ４人目佐藤が左サイドの低めを強いボールで狙ってまたまた気持ちは少し楽になる。

　そして、正面から少しずれた位置に飛んできた４人目のキックに反応し、倒れながらもしっかり押さえて３対１でＰＫ戦は決着がついた。